1: ときめきメモリアル(岡山県):2014/02/01(土) 21:27:47.52 ID:YatpdF/A0

高齢者万引き:摘発増え未成年と逆転 孤独、不安… 奈良

 かつては少年犯罪の代名詞だった万引きの摘発件数に異変が起きている。奈良県警によると、県内で2013年に摘発された65歳以上の高齢者は380人で、20歳未満の未成年者(231人)の1.6倍。比率は最近10年で逆転しつつある。高齢者のほとんどは万引きした商品を買える現金を所持しており、専門家は「生活苦だけでなく、孤独感や所在のなさという心理的な要因が大きい」と指摘する。【伊澤拓也】

 「お金を払うのがもったいないと思った」

 今年1月、香芝市内のスーパーで寿司パックと栄養ドリンク(計238円)を盗んだとして逮捕された同市の男性(69)は、取り調べで悪びれずに供述したという。男性の財布には年金の十数万円が入っていた。

 13年11月に天理市内のコンビニエンスストアでキャンディー1袋(198円)を万引きしたとして逮捕された女性(77)も、1万円を超える所持金があった。女性は一人暮らしで、生活保護費を受給していた。この店に来ては不審な動きを繰り返していたため、店が警戒していたという。

 県警生活安全企画課によると、03年に万引きで摘発された人の割合は未成年者が35.3%、高齢者が18.6%だった。06年に初めて高齢者が未成年者を上回り、13年は14.4ポイント差となった。同課は「高齢者の場合、お金に困っての犯行というケースは少なく、出し惜しみがほとんど。
背景には漠然とした将来への不安があるのかもしれない」と分析する。

 全国万引犯罪防止機構(東京都)の福井事務局長は「万引きに走る高齢者は孤独感を抱えた一人暮らしが多い。極端なケースでは、わざと悪いことをして話し相手を探す人もいる」と指摘。
「社会の中での役割など生きがいを見つけることが大事。周囲の人も見回りや声かけなどを通じてつながりを持ってほしい」と呼びかけている。

http://mainichi.jp/select/news/20150202k0000m040014000c.html




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